一部のネットユーザーを騒然とさせている事件である。

被害者はやはりネットで話題に上がり一部の人気を得ている人物なのだが、このムーブメントについては快く感じてはいないなで詳細を割愛したいと思う。

確保術とは特別な訓練を以ってして扱える技能であり、素人が行えば自他の負傷はまず避けられないと言って差し支えない。

末席を濁したに過ぎないながらも武道に世話を受けた自分の見地からしてもその持論は揺るがない。

拳で顔面を殴り合って「つぅ…お前、やるな」などと悠長な展開を期待出来るのは漫画の中だけだ。

本気でブン殴れば人間はいとも簡単に卒倒し、割と呆気なく命を落とすことにもなる。

止む無く抗戦しなければならなくなった時には対峙した相手と自分にそうした大きなリスクが課せられることを忘れてはならない。

まずは回避が何よりも大切。
逃げればいい。
逃してあげればいい。
その可能性を突き詰めて模索すべきである。

不運にも亡くなられてしまった今回の被害者も止まれない理由で暴力にうったえ、その結果、暴力によって命を失うことになったのである。

お互いが回避か、それ以前に解決に向けた尽力がなされなかったのだろうかと惜しむ気持ちで一杯である。