最近時代劇づいていますかね。
時代劇の定番にして王道だった『予定調和』『勧善懲悪』から最近の作品は脱却しようとしている傾向がありますね。『予定調和』も『勧善懲悪』も嫌いではないので別によかったんですが
などと邦画を賛辞しつつ、実はあまり映画館で邦画を見ることがなかったりもするんだよね。
理由は自宅でゆっくりと気ままに見るほうが邦画はいいかなと。ストーリーも落ち着いて追うことができるし。
映像主体の洋画、特にハリウッド映画なんかはやはり劇場で見ると視覚効果に訴えるものがあるからね。
時代劇の定番にして王道だった『予定調和』『勧善懲悪』から最近の作品は脱却しようとしている傾向がありますね。『予定調和』も『勧善懲悪』も嫌いではないので別によかったんですが
【憑神】
憑神
■評価:75/100
■ジャンル:時代劇
■出演:妻夫木聡 夏木マリ 佐藤隆太 西田敏行 江口洋介 森迫永依 他
先日日記に書いた『地下鉄(メトロ)にのって』に引き続き浅田次郎原作の映画化です。
時は幕末。将軍の影武者を代々務めてきた由緒ある家柄の出である別所彦四郎は、幼い頃より文武に優れ、秀才の誉れ高かったが、最近は暇を持て余す日々を送っていた。ある日見つけたお稲荷様に祈ったところ、彦四郎は災いの神様を呼び寄せてしまう。不幸の神様たちに取り憑かれてしまった彦四郎の運命やいかに。
少し童話テイストのお話ですね。ラストも綺麗にまとまっているような気もします。
妻夫木聡は三谷幸喜作品で比較的よく見かける気がするんですが、なかなかに良い役者なのではないかと。近々続編が公開される手塚治虫原作の『どろろ』で見せたシリアスな役作りといい前出の三谷幸喜作品で見せるコミカルな役柄もよくハマっている。
同じ男前使うんだったらこのくいらい役者としての純度と水準が高いほうが良いなぁ。
どろろ(通常版)
脇役も素晴らしい演技が光っていたかな。主人公の兄役だった佐々木蔵之介もセリフだけに留まらない深い人間像を感じさせてくれた。飄々と無責任にも移る役柄ではあったが端々のキャラクターに仕舞いこんだ想いみたいなものが滲んでいた。
死神役の森迫永依もよかったね。昨今は少々『子役ブーム』的なものがあって、あまたの子役が台頭しているけど、その中でも少し光る存在だと思うかな?
テレビアニメ放送開始15周年記念ドラマ ちびまる子ちゃん 通常版
これも以前にブログで書いたけど、邦画の真価は役者で決まると思う。ハリウッド映画のように巨額の制作費を投入できるワケではないし、バッタものの特撮やSFをつくるよりかは人情物やお家芸の時代劇に限る。
今回のこの映画も新旧の名優が競演するある意味で『豪華』な映画なのだ。こうした本来の映画の王道を邦画は走っていくべきだろう。
などと邦画を賛辞しつつ、実はあまり映画館で邦画を見ることがなかったりもするんだよね。
理由は自宅でゆっくりと気ままに見るほうが邦画はいいかなと。ストーリーも落ち着いて追うことができるし。
映像主体の洋画、特にハリウッド映画なんかはやはり劇場で見ると視覚効果に訴えるものがあるからね。