邦画の魅力・・・とは言ってもテレビ放送されたものを録画しただけなんだけどね。
ですから作品的には比較的古いものばかりです。
数年前までは贅沢に制作費をつぎ込んだ洋画ばかり見ていました。
なんだかんだ言っても娯楽には費用がかかるという先入観がありましたので。
でも映画の魅力は最終的にはストーリー。
特撮やセット、諸費用に依存したハッタリは飽きるときがやってきます。
勿論、ストーリー重視の洋画であればその限りではないですけどね。
ということで最近は邦画を見ることのほうが多いです。
かといって先日絶望させられた『西遊記』など見るに耐えないものがあるのも事実なんですけど。
それでも予算に依存しない中身で勝負した作品に出会えることが出来ると嬉しいですね。
ですから作品的には比較的古いものばかりです。
数年前までは贅沢に制作費をつぎ込んだ洋画ばかり見ていました。
なんだかんだ言っても娯楽には費用がかかるという先入観がありましたので。
でも映画の魅力は最終的にはストーリー。
特撮やセット、諸費用に依存したハッタリは飽きるときがやってきます。
勿論、ストーリー重視の洋画であればその限りではないですけどね。
ということで最近は邦画を見ることのほうが多いです。
かといって先日絶望させられた『西遊記』など見るに耐えないものがあるのも事実なんですけど。
それでも予算に依存しない中身で勝負した作品に出会えることが出来ると嬉しいですね。
【地下鉄(メトロ)に乗って】
■評価:70/100
■ジャンル:ハートウォーミングSF
■出演:堤真一 岡本綾 大沢たかお 常盤貴子 他
本当はあまり国産SFには期待しないんですけど、この作品はキャストにつきる。実力派俳優を起用してなおかつ原作は浅田次郎。まずはとりあえず興味は引いた。
過去(第二次世界大戦前後)にタイムスリップして反目する父親の青春時代を垣間見るストーリー。郷愁を誘う設定でかる主演に堤真一ともなれば否が応でも『Always 三丁目の夕日』を連想してしまうのだが、全体的なトーンはもう少しシリアスである。
前述した出演陣の一人一人が主役を張れる実力がありつつ、お互いの個性を消さずに各々が光るあたりは圧巻。俳優の質が映画の良し悪しを大きく左右するという持論が肯定されているようで少し嬉しかった。
こうした時間軸を根幹として複数の場面で構成されるSFに見られる不整合は幾つか存在するんだけど、全体的に綺麗にまとまっていて作品を損なっていないと思う。ラストを見終わった後、少々の物足りなさもある意味ではこの類の映画の持ち味なのかもしれない。
テレビシリーズで同じ題材のアナザーストーリーで『もういちど地下鉄に乗って』が放送されたそうなのだが、こちらも見てみたいものである。