大津で起きてしまった虐めによる中学生自殺事件がネット発信で大きな物議を醸している。

写真を始めとする加害者少年のプライバシー情報の流出。
厳しい糾弾は家族の対応言動にまで及んでいる。

こうした流れに対して当初は同乗して積極的な攻撃姿勢を見せていたメディアや世論がヒヨってきた。

元々、管理能力が削がれている教育現場に責任を追わせられないとか。
加害者少年の尊厳を無視した情報流出や無関係に位置付けられる加害者家族に対する侮辱めいた報道などを行き過ぎであるとか。

大胆にも流出した情報を自らのblogに掲載し烈しい糾弾を行った有名人に対しても批判がわきはじめている。

加害者の人権や尊厳。
加害者家族の言われなき迫害への救済。
彼等に対する糾弾はそのまま虐めではないのかと問われる道徳。

笑止。

フェンスで隔てられた外野自由席で同好の群れで行うアンチテーゼ・オナニーだ。
ずらりと列んだ絶頂に達した恍惚な顔を見ていると吐瀉しそうだ。

極限まで追い詰められて死ぬことを選ばされた少年の人権と尊厳は突然強奪されたかのように奪われた。
被害者のご両親は当然、悲しみという地獄に拒否も出来ずに叩き落とされた。

加害者に施す同情さえ暴力だ。