月光楽房

紡ぐ音の徒然、憂いながらもその煌きに魅せられた日々の軌跡

音楽

北のあたりに

四季を駆け抜けて辿り着こうとしている起点。

短い秋は恐らく瞬きをする間もなく過ぎて冬がやってくる。
あまりにも慌ただしく、あまりにも騒がしかった期間も過去の忘却となっていくのだろう。

寂しくもあるが、それ以上の安堵に委ねることのほうが自分らしい。

あの白き頂の積雪に総てを埋めて、もう1度改めて歩き始めよう。

【Music】Near Northern
【Player】Barbra Higbie Quintet

Literty

決別さえも屈辱に塗り潰されたこの夏。
来年、思い出すのだろうか。
いや。
それよりも。
満たされていた季節がこれからやって来る。
寧ろ、その回想こそがこの胸を掻き毟るのだろう。
放棄する事で得た自由とは思考する不安を齎した。

なんちゃって(笑)

ぼけーっとしてる時に口ずさんでしまう曲の1つだったりします。
充実した1日を過ごし、一息つきつつ湯船で歌ってしまおましたよ。

明日からまた新しい一週間が始まりますね。
張り切ってまいりましょう!!

【Music】Liverty
【Player】鈴木雅之

strawberry fields forever1

朝食に立ち寄った松屋でstrawberry fields foreverが女性coverで流れていた。
憂鬱な朝にぴったりの気怠いムード。
取り敢えず行ってくるか。

Norwegian Wood

羨ましがるだけの幸せが護らなければいけない責任に変わるなんて想像も出来なかったあの頃。
妬ましいだけの安息が代償によって成立しているなんて知ろうともしなかったあの頃。

或いは大胆で
或いは愚直で
狡猾を蔑視することでしか自己肯定出来なかった滑稽な生き物。

それでも反芻するように繰り返し懐古するのはきっと満更でもなくその時を過ごしていたからに違いない。

あの頃過ごした森にはもう帰れない。

Brandenburg Concerto No. 3 in G major, BWV 1048, 1. Allegro5

クラシック愛好家からの視線で見ても最早『イロモノ』で分類されることも少ない名盤ではないでしょうか。
収録されている総ての作品から深い愛情を以てなされた解釈が伝わってきます。

Moog、つまりanalog synthesizerが持つ琥珀の透明性を思い起こさせる音色と響きがJ.S. Bachの高潔にして包容力に溢れた音楽の世界に新しい息吹を吹き込んだのではないでしょうかね。

動画のブランデンブルグ協奏曲第三番は本来クラブサンを含む弦楽アンサンブル編成で作曲されており、この第一楽章は軽快な中にも勇壮な情景を覗かせるバッハの傑作の一つです。
原作を踏まえて聴いてもその新たなる魅力が損なわれないのは前述した通り作者であるウェンディ・カルロス氏がこの曲に対して非常に深い造詣があることを伺わせるものです。
====================
〔Player〕J.S. Bach: "Switched-On"
〔Music〕Brandenburg Concerto No. 3 in G major, BWV 1048, 1. Allegro

Tchaikovsky(Comp.) Waltz of the Flowers5

〔Player〕Daniel Barenboim & Berliner Philharmoniker
〔Music〕Tchaikovsky(Comp.) Waltz of the Flowers

チャイコフスキー作曲『くるみ割り人形』より『花のワルツ』。
この曲に初めて触れたのは何故か少年時代に雨風を凌いだ実家に散乱していたアナログ盤の中にあったものを聴いたのが出会い。中学生だった筈だ。

それまでも学校の音楽の授業などで聴いたことはあったんだろうけど、頭に残って無かった。

ベルナルド・ハイティンク指揮のチェコ・フィルハーモニーの演奏だった。
今思うと均整の取れた誠実にして拡張高い演奏だったのを思い出す。

その後、ウラジーミル・フェドセーエフが率いるモスクワ放送交響楽団のコンサートでこの曲を聴いた。
まるでユーフォニアムのような濃縮され肉厚なホルンの旋律に感じた衝撃は今でも忘れる事が出来ない。

そしてこの名ピアニストにして歴史に名を残すマエストロであるダニエル・バレンボイムが率いるベルリン・フィルハーモニー交響楽団の重厚にして崇高な響きはチャイコフスキーのバレエ音楽の芸術性を更に昇華させたのではないだろうか。

新鮮にして嬉しい驚きである。

Thema of 『ICE castle』5

〔Player〕Dave Steinmeyer & Airmen of Note 1988
〔Music〕Through The Eyes Of Love (Thema of 『ICE castle』)

Dave Steinmeye、既に引退されてはいるがphysicalな演奏技術については最も尊敬するトロンボーン奏者。
同じHigh Noteタイプでも著名なBill Watrousとは決定的に違うタイプ。

Jazz Tromboneとしては各々好みは分散するだろうけど、彼の演奏を聴けばその卓越した技術には無条件の納得をさせられるだろう。

彼のcareerである米国空軍バンド『Airmen of Note』との演奏であり演奏全体が非常に高品質な上に演目は彼が得意とする朗々としたバラード。
その佇まいは伝説のMoody Tromboneの開祖であるTommy Dorseyを彷彿とさせ凌ぐ程のものである。

軍所用の楽団という特性から出版物は発行されているものの国内ではなかなか触れる機会が少なくはあるがフルバンドのファンであれば押さえておきたいユニットであり、これからテクニックを磨いていくtrombone使いは細かな部分を手本とすべき先人であることは間違い無い筈だ。

ここまで理屈をコネてしまったが、もうストレートに素晴らしい演奏であることに尽きる。
堂々と美しいメロディを限界とも言える音域で、しかも苦もなく朗々と歌い上げ切なさを胸に刻み込む。
tromboneに限定した話などではなく近代のJAZZシーンに於いてもなかなか体感出来ない演奏であることは間違い無い。

美しさに癒されつつ、超絶技巧によるアドレナリン分泌での覚醒が齎してくらた朝である。

Sexteto Carabari 『Donde Estaras』5

変わり種のsalsaってことになるかもしれません。
brassがいないのです。
殆どのリフをビブラフォンが担っているのです。

このOrquestaの売りはまずpianoのOscar Hernandez。
近代salsaシーンを語る上では外す事が出来ない名手です。
Montunoと呼ばれるsalsa特有のバッキングのセンスや厳選された音数でいて拡がりを無限に感じさせるソロは従来までのアレンジを刷新しました。

もう一人。
TimbalesのMark Quinones‼︎
salsaには通常、ドラムセットは編成されておらずTimbalesがリズムを引っ張って行きます。
彼のTimbalesもOscar Hernandezのpiano同様に華美さを抑えながらも追随を許さないテクニックが其処彼処に散りばめられています。

知人からこのバンドを教えてもらい聴いた時には鳥肌が立ちました。
フル編成のOrquestaにも決して引けを取らないダイナミックな音楽性は特筆せざるを得ません。

こんなラテン音楽もあるのだと広く知って頂けると嬉しいですね。

Chuck Mangione 『Legend Of The One Eyed Sailor』5

『Feel So Good』や『Children of Sanchez』だけでは語り尽くせないChuck Mangioneの魅力が満載の曲です。
通常だとあまり編成に加えないチューバが激しく良い仕事をしていますね。
本来は物凄いpotentialをもった楽器なんだけど、ベースとなかなか切り離して使う発想が無いのが残念です(ギル・エヴァンスのバンドでは花形として珍重されてましたけどね)。

曲名、直訳すると『隻眼の船乗伝説』ってところなんでしょうかね。
アニメの『ワンピース』に似合いそうです🎼

Buddy Rich 『Backwood Sideman』5

「知らなかった」
「え?」
「君がこういうの好きなの」
「あ、ああ。最近好きになり始めたんだ」

「そっか」
「うん」
「私、気付けなかったんだね」
「何言ってるんだよ」
「近くに居ないって、遠くに居るって、こういう事なんだね」
とぼけて見せてはいたけど。
彼女が言いたいことは当然わかっていた。

「クラッシックだって今も聴くよ」
「うん」

それでも言えなかった。
「何も変わってなんかいないよ」って。
何故なら…

「今、何を良く聴いたりしてるの?」
「ネリベルとか」
「ネリベルね」
「知ってる?」
「知ってるさ‼︎ 『交響的二つの断章』とか『フェスティーボ』だろ?」
「そっか」
「うん」
「知ってるよね」
「うん」
「私の事じゃ無くて、君は音楽を良く知ってるんだもんね」
「…」

変わってなどいないと信じていた。
音楽への想いも。
君への想いも。

『Sing Sing Sing』 Benny Goodman (Live At Carnegie Hall 1938 Concert on Columbia.)5

映画『スイング・ガールズ』でトロンボーンを吹いていた本仮屋ユイカちゃんは犯罪的に可愛かった‼︎

あの演奏は吹き替えなしで本人達が吹いていたらしいんだけど…本仮屋ユイカちゃんの『Sing Sing Sing』でのソロはなかなかのもので吃驚。
でもまだまだ甘いなぁ〜〜 オジさんが懇切丁寧に教えて差し上げたい(笑)

ま、それは置いておいて。
この編成は言うなれば一時期のRealMadridというべき銀河系最強の布陣‼︎
ドラムにジーン・クルーパ、トランペットにハリー・ジェームスとジギー・エルマン、ビブラフォンにライオネル・ハンプトン、そして勿論バンマスのベニー・グッドマン‼︎
これでスウィングしなければ意味がないわけです。
勿論、同じ時代にはグレン・ミラーやデューク・エリントン、トミー・ドーシーやカウント・ベイシーといった強力なライバルがひしめき合っているという夢の様な状態です。
その中で数回たけにしてもこのメンバーを招集できたのは演奏者として抜きん出て素晴らしく、信奉されていたベニー・グッドマンだからこそ実現し得た偉業です。

演奏はそんな浮き足立つ状況にあって極めてクールで堅実です。
このあたりが一流が一流である所以なのかもしれませんね。

そんな中でもゲストプレイヤーの静かに蒼く燃え上がる闘志が演奏からは伝わります。
この張り詰めた緊張感こそが演奏をよりスリリングなものにしていると思います。

マーラー作曲 クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー交響楽団 『交響曲 第三番 第六楽章』5

グスタヴ・マーラー作曲 クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー交響楽団 『交響曲 第三番 第六楽章』
アバド(クラウディオ)
2011-07-06

標題『愛が私に語るもの』。
第1楽章では相当長尺のトロンボーンソロが朗々と演奏されることで有名なのだが、自分は最終的に終楽章となった(もともとは七楽章『子供が私に語るもの』があったが、諸説ある理由で交響曲第4番に転用されることになった)この楽章が至高と信じて疑わない。
もし自分に人並みの葬儀が行われるのだとすれば、この曲を流して欲しいと遺すだろう。

自分のエンディングはさておき、年末、通常であればベートーヴェンの交響曲第9番を聴くのが習慣となっているが、自分はこの交響曲を第1楽章から終楽章まで聴くことにしている。
因みに友人はシベリウスの交響曲第1番を聴いているそうだ。どうせ行く年の回想と来る年の展望を馳せるのであらば自分の好きな曲を聴くに限る。

愛する事で覚える愛。
愛される事で覚える愛。
双方の覚醒、または邂逅を以ってして愛が語りかける言葉に耳を傾ける意識が芽生えるのだろう。

顕示や憐憫に囚われ我を見失う中で垣間見るのは錯覚という愛の残像に過ぎず、沈んで行く淀みに安堵し何時しか愛そのものの存在さえも忘却してしまう愚かさを嘲笑するのでは無く、戒めとして進む道標こそが愛の語りかける言葉なのだろう。

限界まで絞ったオーケストレーションの中に響く金管は天上からの啓示を想わせる神々しさを湛え、愛という疑わしいその存在が実は我々の心の中にこそ刻まれていることを教え示してくれているようにも感じる。

まずは讃えよう。
音楽という至宝が育んでくれた愛を携えた我々の素晴らしき人生を。
まずは讃えよう。
その力強き歩みによって得られた幸せという糧の恵みを。

Beethoven 『Symphony No 5 in C minor, Op 67』5

Vienna Philharmonic Orchestra Christian Thielemann, conductor

ベートーヴェン作曲 交響曲第5番『運命』。
あまりにも有名なこの曲。
実はまだ一度も演奏したことがない(譜面ピースで練習くらいはした事があるけど)。
ロマン派の中でも古典派に分類されるベートーヴェンはバロック様式を継承しつつも、最新式かつ彼のみが使いこなした高度なオーケストレーションを駆使して沢山の名曲を残している。
この『運命』にも新しい試みとして、それまで交響曲に導入されていなかったトロンボーンが用いられている。

俺の親父は典型的な理系人間で数字には滅法強いが音楽などの芸術にはまるで門外漢だった(文学には強かった)。
そんな親父なのだがこの『運命』は大のお気に入りだった。

俺がトロンボーンを始めると「いつかオーケストラに入ってお前の吹く『運命』を聴かせてくれ」などとよく言われていた。

暫くオーケストラで活動する期間があったのだが、会う度に「おい、まだ『運命』はやらないのか?」などと訊かれ辟易していたのを憶えている。
個人的にはワグナーやブルックナーなどの作品を好んでいて、当時所属していたオーケストラもそういった作品を頻繁に演奏していた。

それでも第九交響曲を演奏する事になった時には同じベートーヴェン繋がりで嬉しかったのか演奏会用の衣装を新調してくれた。
演奏終了後に客席でスタンディングオベーションをしてくれていたのを見つけて嬉しいやら恥ずかしいやら複雑な気持ちだった。

その後、俺はJAZZやLatinに傾倒していくこととなり、ベートーヴェンの作品を演奏する機会は殆どなくなっていた。
それでも顔を合わせると「『運命』はもうやらないのか」と言われ鬱陶しいのもあるが、反面申し訳ない気持ちもあった。

初めて手にした楽器は親父が全額負担して買ってくれたものだった。
恐らくその時から俺が『運命』を演奏することを楽しみにしていたことだろう。

親父は脳梗塞で倒れた。
入院生活を経てみるみる衰弱していく姿を見るのは痛々しかった。
俺は既に実家から遠い土地に住んでおり、そろそろ危ないと言われた時期でも週一回くらいの見舞いがやっとだった。

衰弱と共に記憶も曖昧になっていき、お袋や俺の顔を見ても分からない事が多くなった。

それでも調子のいい時には俺に気付いて「『運命』は演らないのか」と訊かれたのには驚いた。そんなに俺が演奏する『運命』が聴きたかったのにも。
「まだ演らないよ。でも近々演奏することになるかもしれないから早く良くなって退院して聴きに来てくれ。」と言うと嬉しそうに笑うのだが、すぐにまた記憶が遠くなるのか俺が誰かもわからなくなってしまう。

親父が逝ったのはそんな状態になって割と早かった。
報せを聞いて急いで駆けつけたが間に合わなかった。
病院に到着すると衰弱しきって見る影もない親父がもう動くことも喋ることもなく横たわっていた。

火葬場から親父の入った骨壷を抱きながら話しかけた。
「悪かったな。結局、俺の演奏する『運命』は聴かせられなかったな。」

この交響曲五番はあまりにも有名な人生の扉を叩くとされるフレーズに始まり、壮大で神々しくも勇ましいフレーズで曲が締められている。

親父は親父の運命をしっかり生きたのだと俺は信じたい。

親父、ベートーヴェンのヤツは無理だったけど、特等席で俺の『運命』を楽しんでやってくれ。
あとでそっちに行ったら感想を聞かせてくれよな。

Count Basie 『corner pocket』5

「ねえ、ここって♯落ちてない?」
「いや、この音で合ってる筈だよ」
「だってキーから外れてるよ?」
「いや、これってテンションノートだからこれでいいんだよ」
「ん〜、なんだか気持ち悪くて嫌だなぁ」
「慣れるとコレが気持ちいいんだって」

彼女は結局、♯を付けて演奏した。

「なんで♯つけたんだよ」
「だって納得いかなかったもん」
「台無しじゃないか」
「何よ、その言い方‼︎」

彼女とはこんな言い合いも絶えなかったが、それも楽しかった。
そんな想い出も時間の流れの中で既に忘却に帰属してしまう。
俺は俺の家族と大切な時間を積み重ねていたように、彼女もまた彼女の時間を積み重ねていたに違いない。

「どうしたの?こんなところで」
「仕事の帰りさ」
「久しぶりね」
「ああ」
「仕事、頑張ってるみたいね」
「お子さんの写真見たよ。可愛いね。」
「ありがとう」

偶然の再会を祝うには騒がしい居酒屋でグラスを交わすことになった。
「やっぱり、あなたの言う通りだったわ」
「何が?」
「やっぱり憶えてないかぁ」
彼女は少し拗ねた表情で笑った。

「今の私ならわかるようになったんだから」
彼女はテーブルに溜まっていた水滴をあの頃と変わらない白く細い指先てなぞり描いた。

「♯」

後藤洋作曲 1983年度吹奏楽コンクール課題曲『カドリーユ』5

「ねぇ、この曲って可愛いよね」
「俺はもっと荘厳で勇ましい曲がいいよ」
「でも私、この曲を一緒にコンクールで吹きたいよ」

最高学年に進級して間も無い頃にこの年に行われる吹奏楽コンクールの課題曲が発表された。
東京佼成ウインドオーケストラ、他
2014-07-23

「去年は悔しかったよね」
「うん」
「今年は絶対うまくいくよね」
「うん」

去年の記憶が呼び起こされる。
悔しさに唇を噛み締めて堪えていた。
「もう一年あるよ」
「…」
「一緒に頑張ろうよ」
「…」
彼女は精一杯腕を広げ俺の肩を抱いた。
涙が頬を伝い顎からポタポタと熱い地面に堕ちた。

「私、やっぱりこの曲で一緒にコンクール出たいよ」
「あのね」
「ん?なに?」
「俺、来週、転校する」
「…」
「急に決まったんだ」
それだけしか言えなかった。
彼女の頬を涙が伝い顎からポタポタとまだ雪が無くなったばかりの冷たい地面に堕ちた。
「…」
唇を噛み締めていた彼女の小さい肩を力一杯抱きしめた。
「俺たちは一緒に吹ける」
「え?」
「お前はこの部を大会まで俺の代わりに連れて行ってくれ」
「…」
「俺はお前に会うために大会まで絶対に行ってみせる‼︎」

春はあっという間に過ぎていった。
再び巡ってきた暑い季節をお互いがお互いのすべき最善と全力を尽くした日々を過ごして来た。

「元気だった?」
「手紙は欠かさなかっただろ?」
「私の手紙が3通に1通くらいだったじゃない」
少し膨れて見せた彼女に少し緊張がほぐれた。
「いい演奏だったな」
「ありがとう」
「じゃあ、次、俺の番だから」
「応援してる」
「駄目じゃないか、俺たちライバルなんだし」
「君の学校をじゃなくて、君の応援をしているから」
「ありがとう」

呼びたしのアナウンスに再び緊張が走る。
「いってらっしゃい」
「ああ、待っててくれよな」

《続いての演奏は〜中学校吹奏楽部。課題曲B 『カドリーユ』》

中学校吹奏楽部生活最後のコンクールが始まる。
俺たち二人が過ごす中学校生活最後の夏がすぎていく。

Earth, Wind & Fire 『Star』5

アーティストについてはぁ…諸兄先輩方の前では蛇足になりそうですので説明を省略した方が賢明ですね(笑)

この曲に於けるブラスセクションが従来のEarth, Wind & Fireの代表作とくらべて暖色なのはメンバー交代があった訳ではなく、単純にアレンジが画期的に違うため。
限りある本数で一番厚みが出る音域でtonic+7、またはオーギュメントを効果的に採用していること。
Earth, Wind & Fireのブラスはunisonまたは根音+5度で3度にあたる音は15度の位置まで持って行ってタイトさを優先してますから、新鮮に聴こえますですね。
Earth Wind & Fire
2015-08-25

これは実際、高校生の頃に自分でスコア譜面を書き起こして発見した箇所が多く、大変勉強になりました。

Earth, Wind & Fireが時代の変遷を経ても色褪せない魅力を放つのには沢山の緻密で斬新な試みが込められているからなのだと再確認すると共に、一層大好きなバンドになりました。

The Crusaders feat Ray Parker Jr 『Ghostbusters』5

Ray Parker Jrがギターでイントロのリフを刻み始めた途端、鳥肌が立ったね〜〜‼︎

The Crusadersは昔っからお気に入りのバンドではあったけど、こんなイカしたことやってくれるなんてニクいぃ〜〜🎶
ステージ上でかなり旧式のAIBOがいるのが不思議ですが(笑)

Louis Bellson 『Santos』5

高校二年生の頃、この曲と出逢ったことで近代ビッグバンドの魅力に取り付かれた。

ソロフィーチャーされているトランペットのウォルト・ジョンソンの洗練されたハイノートプレイはそれまでファーガソンのソレしか知らなかった(ファーガソンも素晴らしいけどね)自分の世界を画期的に広げてくれたのである。

ハイハットのアクセント移動で始まるリフの相乗に心が高揚した想い出が今でも鮮明だ。
紫蘇道を終えようとしている今をもっても愛聴曲。

クリスタル・キング 『大都会』5

俺はこの頃、田舎で暮らす少年だった。

田んぼの用水路で釣り上げたナマズを祖母に焼いてもらいウマウマ言っているような少年だった。
畦道に生えているセリやノビルを引き抜いてきては祖母に料理してもらいウマウマ言っているような少年だった。
稲穂を縫って飛び跳ねるイナゴを取り集めては祖母に提出するも食べはしない少年だった。

ロバート・プラントでさえ卒倒しそうなハイトーンで高らかに歌い上げる『大都会』とは東京という実在の都市であることなんて想像も出来なかった。
大都会。
東京で働いて、東京で遊ぶ。
果てしない夢はあったのか?
大空は駆け巡ることは叶ったのか?

否。
俺は薄汚れただけだ。
それでも俺はこの都会としか生きていけないんだろう。

Joseph Alessi 『Blue Bells of Scotland』5

なんていいますか。
「なんか、ほんと、ごめんなさい」って感じです(笑)

Joseph Alessiはニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の主席トロンボーン奏者であるとともに世界屈指のトロンボーンソリスト。

…実は同じ楽器使ってるんですよ;^_^A
ぇえ。こんな音色出せません。

曲名を和訳すると『スコットランドの釣鐘草』。
自分らトロンボーン使いには言わずと知れた超×10難易度の曲。
チャレンジするのさえ及び腰になります。

Joseph Alessiのこの演奏。
何がゴイスーかと言えば難易度を畳み掛ける曲芸にとどまってないんですよね。
ちゃんと『音楽』として成立しているんです。
つまりは心に響くemotionalがしっかりと演奏に込められているんです。
アレッシ(ジョゼフ)
2012-05-26

正直、自分も40年近くこの楽器にお世話になっていますからね。
譜面ツラだけは追えます。
なんとか、かんとか。息も絶え絶えに最後までは吹けます。
でもそれだけです;^_^A
勿論、精度だってこの比になんか出来ませんよ(笑)

ゆめゆめ「ちゃんとクラシックやっときゃ良かった」なんて負け惜しみを言う気などはサラサラないのですが、やはり激しく憧れてしまいますね。

Guaco 『Dulce y Bonito』5

和訳はつまり「甘くて可愛い」。
もうどんだけなラブソングですな。
Guacoはかなりお気に入りであるベネズエラのバンド。
その中でも三本指に入る名曲だと思うのですよ。

砂糖菓子よりも
クリームよりも
甘い君の笑顔が24時間絶えず僕を魅了するんだ
可愛い君を抱き締めて独占してしまいたいんだよ
いいだろ?

なんて歌詞ではないんですけどね(笑)
かってに和訳ってます(爆)

ガンバの冒険ED『冒険者たちのバラード』5

もうね。
幼少期に植えつけられたトラウマがハンパないのですよ。

え?え?
イタチってこんな恐ろしい動物なんですか?
フェレットじゃないんですか? (笑)
終盤では馬まで倒しちゃってるじゃないですかぁ⁈
カモメが嫌いになりかけましたよ。
歌詞の中にある「カモメは歌う。悪魔の歌を。」って何?
カモメってそんな物騒な連中なんですか?
そんな少年期に自然と小動物の恐ろしさを刻み込んでくれた『ガンバの冒険』がリメイクされ映画公開されますね。
最新CGを使ってあの恐怖感を再現できるでしょうか。
楽しみです。

冬木透作曲 『ウルトラセブン』OP5

冒頭の荘厳なオーケストラサウンドからランディングベースが牽引するスイングへ。
間奏でマーチ風になるなど贅沢な構成。

たった二本のフレンチホルンのユニゾンでのグリッサンドが脳裏に焼きつきますね。
ストリングスの本数も然程多くはないんだけど損なわないスケール感。
老害なオッさんの戯言になってしまうかもしれないけど、この頃のアニメや特撮の主題歌には夢が詰まってた。

Tito Nieves & Tito Puente 『Let it Be』5

言わずと知れたThe Beatlesの名曲のsalsa Tune‼︎
大人気歌手であるTito Nievesと大御所Tito Puenteの共演というだけで価値ある演奏なのです。
Various
1996-02-27

しかも編成はホーンセクションかトロンボーン二本だけの王道trombanga‼︎

ガチムチのプエルト・リカンであるTito Nievesがほぼ全編にわたって英語で歌っている違和感も魅力の一つだったりします。

Eddie Palmieri & La India 『Primera Rumba』5

技巧派ピアニストであり豪腕バンドリーダーであるEddie Palmieriとsalsa界で名実共にNo.1歌姫であるLa India夢の共演‼︎

La India、普通に女性としてもストライクなんだよね(笑)
歌も最高っ‼︎ ケチのつけようがないのです🎶

primeraは『はじめの』『はじめての』の意味。
ぃあぃあ。Rumbaを知り尽くしているお二人の皮肉なのでしょうか(笑)
La Indiaの魂を絞り出すような歌声にゾッコンの一曲なのです。

『Waltz of the Flowers』 Wayne Bergeron5

納豆が好きなんですよ。
ええ。
病的に。
でも現在抱えている持病の治療で服薬している中で納豆が禁食になってるお薬があるんですよね。
それでもやはり食べたいから主治医に「全く食べてはいけませんか?」と聞いたところ「死にたければ食べなさい」と素敵な枕詞の後に「月に一回くらいね」と言われたんだけど、更にそれは欲求を強めるよね。

すみません。
曲に関係ありませんでした。

チャイコフスキー『くるみ割り人形』から『花のワルツ』のジャズワルツチューンです。
Wayne Bergeronのテクニカルなトランペットもいいけど、中間部で煌めきを放つベーストロンボーンのソロが素敵過ぎるんだよね。

黒木渚 『骨』5

初めて聴いた時の衝撃が今でも鮮明に蘇ってくる。
比較対象が些か違うかもしれないけど、椎名林檎を聴いた時に感じた圧倒的才能と似ていたかな。

曲調自体はオーソドックスな6/8拍子の組み立てなんだけど、歌詞と声の破壊力が犯罪的に効果を相乗させているんだよね。

この娘、もうひとつブレイクできていないのが残念なくらいではあるけど。
でもある意味でこういったROCKの魂を宿した女性シンガーが日々登場してくれているのは嬉しい限り。
黒木渚
2013-03-20

こういうの聴くとついつい頭の中でホーンアレンジしてしまう(笑)

『Dont Stop Me Now』 Sonia.M(Queen cover)5

もうね。
なんといいますか。

重篤なQueenファンとしてはね。

抱き締めたくなってしまう可愛さなワケですよ。
理屈抜きで。

ABBA 『Thank You For The Music』5

ABBAなんて名前くらいしか知らない中学生の頃(クラッシック少年だっのよ)、練習曲としてチョロっとやった曲なんだけどね。
本物を聴いたのはかなり後年になってのこと(吹奏楽をやってた人の『あるある』だけど)。

タイトルだけでも自分の気持ちを代弁してくれているようで、今では心から大切な一曲。

音楽のお陰で人生は間違い無くそれまでと比べて好転した。
友達が出来た。
勇気を貰えた。
自信が持てるようになった。
恋もしたし失恋もした。…失恋は沢山した(笑)
総ての想い出と未来の傍にいつも音楽があるだろう。

感謝と敬意をこめて。
Thank You For The Music‼︎

ちのはじめ 『やつらの足音のバラード』3

週頭に仕事で少しショックを受ける事があって気落ちはしていたと思う。
水曜日は出勤するも早退。
今日も体調は復調せず欠勤。

見上げた夜空には数える程の星しか見えないけど、間違いなく朝を連れてきてくれる。
しょぼくれていても仕方ないから、明日こそは元気で出勤だな。
…仕事も溜まってるし😅

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