【GANDHARA : GODIEGO】
【MONKEY MAGIC : GODIEGO】
今思うと・・・いや、今見てもつくづく旨いバンドだ。ゴダイゴ。
小学校高学年の頃にはもんた&ブラザースなど他にも歌謡曲バンドがメディアを席巻していた。恵まれたと思っている。
『GANDHARA』のアレンジは美しいね。
フリューゲル・ホーンとフルートのユニゾン&ハーモナイズの響きが最高である。
資料がないのでわからないのだが、全盛時代のゴダイゴにはツアーに帯同するホーンセクション『GODIEGO HORN』というのが居たが、この2006年の再結成に加わったのはオリジナルメンバーだろうか?・・・多分違うかな?若そうだしwww
【映画『西遊記』より(製作;フジテレビ)】
面白い番組がやってない。家内は野球に興味がないのでテレビ観戦というワケにもいかない。
先日WOWOWで放送されていた香取慎吾(SMAP)が主演の映画『西遊記』を録画しておいたので見ることに。
先に感想を。
最悪な映画である。
更に率直な想いを書かせて頂ければ
見なければよかったとでも。
有体に言えば香取慎吾がもともと大嫌いなので、そもそも論的には最初から回避すべきプログラムではあった。
しかし、天下のフジテレビが巨額を投じて製作した話題作でもあるから少しは見れたものだろうと根拠の無い期待を寄せたのが大間違い。
この『西遊記』で思い出されるのが堺正章が孫悟空役で出演していた作品を思い出す。当時配給は日本テレビであった。
決して堺正章の演技が役者として目覚しく突出、傑出していたワケではないと思うが、少なくとも愛すべき孫悟空が描かれていたことは間違い無いと思う。
香取慎吾・・・コイツは最悪だ。
怒りが込み上げる。
とにかく五月蝿い、煩い。
これを演技とするのであれば何を表現したいのだろうか?
細かいことを列挙すればキリがないのだが
■バラエティに出演している時のキャラと全然代わらない
■所々に他作品の影響が劣化して現れている
ex.ドラゴンボール(漫画)
ex.ワン・ピース(漫画)
ex.ロード・オブ・ザ・リング
等等
■原作『西遊記』の設定を意図的に逸脱し、それを良しとしている
ex.金角大王と銀角大王との闘争なりゆきが違う
ex.孫悟空が三蔵法師一門で三番弟子として描かれている
ex.三蔵法師との師弟関係が絶対的なものではない
等等
■失礼な演出
ex.登場する偽三蔵法師一味が旧『西遊記』と酷似(暗に旧作は偽者と主張?)
ex.「戦わない人生を生きるとは言わない」等と三蔵法師が発言(戦わない選択肢を蔑視)
ex.仲間(なまか)を作れる人間が偉いと孫悟空が発言(社交性だけが価値大という偏見)
ex.仲間を「なまか」と言い張り聞き苦しい(強制的に流行語を作ろうという浅はか)。
等等。
不幸中の幸いは映画館で対価を支払い見なかったこと。
二千円近くを支払い見ていたのであれば自分的には発狂ものだ。
これを駄作と言わずして何とする。
やはり大嫌いな松本人志@ダウンタウンの監督作品である『大日本人』、原作のトレースに気を奪われ大根役者を揃え台無しの『デビルマン』に匹敵、勝るとも劣らない強力な駄作である。
昨今、低予算でもしっかりしたコンセプトと脚本、地味で無名ながらも実直で実力豊かな役者を起用した邦画にも産まれている。そういった作品の幾つかにも出会うことが出来て邦画の可能性と素晴らしさを感じることが出来た一方で、前述のような糞映画もあるともなれば哀しい話である。
所詮、特撮については巨額を投じるハリウッドや香港の映画に適うはずはない。そうであるならば日本が世界と勝負するには本質であるシナリオと役者というマンパワーに他ならない。