最早、怨み節以外のなにものでもないのだろうけど。

ただ我武者羅に会社の成長を願って文字通り身を削って、時には危ない橋を渡りながら。

挙句、身体を壊してお払い箱。

暫くの間は過去の栄光なんていう神通力も多少通用したりもしたけど、今となっては面倒臭い古株だくらいにしか思われてなきだろうな。

それでも食べて行かなくてはいけないからね。
会社にしがみ付いている俺。
屈辱なんてもう枯れた。
自尊心なんてもう枯れた。

俺が護っているのは家族だけ。
後輩社員の懲罰の件。
俺は俺なりの情報を以ってして念頭しなければならないことを忠言したはず。
それでも強硬姿勢で明日行うのであれば、もう何も言うことはないけど、責任も持てない。
勝手にやればいい。

もう俺の裁量などてどうにも出来ないのだという見せしめのつもりでもあるのだろう。

もう会社に対する愛など無い。