本番、なんとか無事に終了しました。

この『STAR DUST JAZZ TIME』という催しは、埼玉県川越地区で活動するビッグバンドが集まって開催される合同の演奏会みたいなもの。
自分みたいになかなか他のバンドと触れ合う機会が少ない人間にとってはなかなか有り難く刺激的なイベントなのだ。

今年より工場移転の為、参加出来なくなってしまったヤマハ埼玉工場のビッグバンド『Swing Park Jazz Orchestra』の代わりに東洋大学の『Groovy Sounds Jazz Orchestra』が参加することになった。学校バンドのクオリティの高さに触れるのも楽しみの一つだ。

我がJoyfulSoundsJazzOrchestraの演目は下記の通り。
(1)I DON'T CARE ANY MORE
(2)SWITCH IN TIME
(3)TRACES
(4)海の見える街
(5)A NIGHT IN AUGUSTA

SWITCH IN TIMEはネスティコなので比較的オーソドックスなリードの醍醐味があるのだが、今回は変化球アレンジの曲が列んだイメージ。
残念なことに個人的なピークが前日のゲネプロにきてしまったので、本番は若干潰れ気味。

【寸評】
■ChildSeat
埼玉に在住する大学生ビッグバンドのピックアップ。明治大学バンドの四年生が中心になっているらしい。回を増すごとに素晴らしい演奏を楽しませてくれる。トランペットのバランスなどは素晴らしかった。更に明大四年生のリードトロンボーンのソロは上手かった。
■小江戸ジャズクラスター
ここは一貫して熱帯ジャズ楽団のコピーをしているバンドで今回もラインナップを揃えてきた。ブラスはよく鳴っていたと思うが、全体的にオーバーフロー気味で音程が少し残念だった。
■東洋大学グルービーサウンズジャズオーケストラ
今回はなんとジュニアの演奏も聞けたのでお得だった。
レギュラーも含めて細かい部分でのミスが目立ったのは残念だが、よくもまぁ、あれだけの難しいフレーズをしれっと吹けるものだなぁと感心。流石、学バンというところなのだろうか。

精度という部分ではウチもこれから第一に掲げる課題にしなければならない。
トランペットに正規のリードが不在にしており、我がトロンボーンもバストロンボーンが空席。当然、華やかさでは不利な状況である。
しかしながらピッチやアインザッツ、アーティキレーションなどをしっかり表現が出来れば質の良い音楽は奏でられる筈なのだ。

今回は助っ人のリードトランペッターに随分と助けられた部分が大きい。
しかしながらそれも支えるべきメンバーの演奏がなすべことをしていれば更に効果が上がっていた筈なのである。

まだまだリード以下のトランペットは鳴っているだけの範疇だし、トロンボーンもまだ一体感に欠けノリを演出するには至らない。
こうした多数の課題を整理しながら限られた時間で効果的なリハーサルを重ねていかなければならないのだろう。

よく自分がコンマスだった場合にどのような試作をもって取り組むのか思案することがある。
・・・
確かに難しいのだ。
時間に大きな制約を抱えながらのことである。
殆どは各々の自助努力に頼るしかない。せめて譜読みだけは。

次のステージも間近に迫っている。
来年のこのステージに向けてしておきたい準備もある。

余韻に浸っている暇はなさそうだ。
まぁ、打ち上げにバンマスが出られなかったこともあるだろうけど・・・なんかいいだけナメられた気分。
ホストバンドや実行委員の苦労は解るつもりなんだけどね。
終止、ほぼ無視。

ホストバンドのバンマスなんか目があっても挨拶もしないわけよ。

悔しかったね。
正直。

次回は絶対見返してやりたいよ。

ま、俺も腹括ったし。
このバンドで頑張るってね。
・・・ちっと諦めかけてたけど、コンマスを目指してみよっかな?