震災から五日目。
ニュースばかりだったテレビが昨晩より通常番組を放送を再開した。
まだまだ大きく間引かれてはいるものの、鉄道の運行も通じて来た。

震源に近い被災地と比べれば当初は彼の地で起こってしまった不幸という意識があったことは否めなかった。

居住区を五つに区切り実施される輪番停電。
食料品の買い占め。
住民が一体となり取り組む節電。
今回の震災が間違いなく身近なものになってきている。

昨晩、静岡県を襲った地震。
地域によっては震度6強。
決して何かの布石とは思いたくないものの嫌な予感がしてしまうのは仕方ない。

あらゆる平穏の上に我々の生活は成り立ち、あらゆる豊かさがこの国の道徳と国民性を育んで来た。
この時点でもその高潔が揺らいでいないことはそうした歴史が後ろ盾になっているからだろう。
しかしながら真価を問われるのはこれからで、継続して強いられる不条理にどこまで耐えられるかだろう。

備えが大切である。※備蓄という事だけではなく
心構えが大切である。
覚悟が大切である。
我慢も大切である。
そして統べてを包括する根幹こそが優しさである。
相互が補い、譲り合う心遣いが今や僅かに残りしかもポンコツ状態のインフラを動かす潤滑油になる筈だ。

まず自分に出来ること。
ちょっとしたことで激昂しないこと(笑)